ひまわり

      夕焼けを仰ぎ見たとき 1日の終わりに儚さを憶え

              朝日の遠さに蹲(うずくま)った


                楽しかった日々に負けぬよう

             目の前に在る日常に笑顔で応えよう


         振り向く涙も分かち合えなかった筈は無いと

                  風に唄えど胸に満ちるよ


            とても追いつけないような輝く夏の命

             意味を知らずにきらめく姿に憧れた


                遠い日の今を二人でと誓った

           辿り着けなかった今に僕をひとり残して


  もしも強い風が明日を攫(さら)って 未来が見えぬならば

                              心に咲く花をいっぱいに描いて

                  笑っているのだろうか?


       もしも強い雨が 命を繋いで 未来を創るならば

                 心に咲く花が種を落として

                    笑顔を咲かすのか?


 「強いふりをして 涙を見せずに 過ごしてゆけるのかな?」

            「大丈夫」その一言がすごく嬉しくて

                      笑顔が零れてく


 もしも晴れた空に{願い/祈り}を放って 朝日を望むならば

               心に咲く花をいっぱいに描いて

                      笑顔で溢れてく


   朝焼けを仰ぎ見たとき はじまる波に舟を出し 風を切る

                君の声を待たずに飛びだした



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